2013年2月2日土曜日

アジア各国の比較(1.賃金事情)

1月25日に開催されたJETROのセミナーに出席した。
内容は、アジア各国のビジネス環境や日系企業の動向について。
中国進出日系企業の動向も発表された。
最近は日本と中国の関係悪化の影響もあって、アジアの中で
どこに投資すべきか、中国から周辺国への製造拠点の移転が
あるのかどうか、など参加者の関心が高かったようだ。

今日は賃金(給与)について。
年間実負担額(基本給、諸手当、社会保障、残業、賞与など)で
見るとベトナムはまだまだ低い。
製造業と非製造業、作業員とエンジニアとマネージャーという職種別
に集計されている
製造業の作業員で見ると下記の通り。

ベトナム2,602ドル、インドネシア4,551ドル、中国6,734ドル、タイ6,704ドル

製造業のマネージャーでは。
ベトナム12,245ドル、インドネシア18,147ドル、中国19,761ドル、タイ27,204ドル


ベトナムでは作業員とマネージャーの賃金倍率が非常に高い。
まだまだ管理クラスの人材が少なくて、一部の人材を奪い合うような
かたちになっているためだろう。
タイの方が中国よりかなり高くなっていることも同様の理由かも。

ベースアップ率についてみると、2011→2012年度、2012→2013年度
いずれについても前年比アップ率のトップはベトナム。
中国、タイ、インドネシアなどと比べてもかなり高い。

2011→2012年度
ベトナム19.7%、インドネシア14.7%、中国11.0%、タイ10.9%
2012→2013年度

ベトナム17.5%、インドネシア17.0%、中国9.4%、タイ6.5%


まだまだ賃金コストは低いが、急速に上昇してきているから、賃金の
安さだけを目的として進出する企業は早々に行き詰まるだろう。



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