2013年2月24日日曜日

スタバ進出とコーヒー生産

ベトナムでは外資企業によるチェーン展開が難しい。
エコノミックニーズテストという、地元企業への影響についての
審査がひつようとなるため。
そのため、これまで世界的な大手飲食店が未進出だったのが、
ここのところ相次いで進出している。

その中で、ついにスタバも進出すると発表があった。
ベトナムは意外に知られていなかっりするが、カフェが非常に
多い。
しかし、そのほとんどが家族経営の店。
HighlandsCoffeeという店がゆったりした店構えで、ソファーを
備えているがそれは例外的。
ほとんどが、オープンカフェで、暑くても寒くても開けっ放しの
お店で暇そうな中年おやじがコーヒーを飲んでいる。

最近のニュースで驚いたのが、スタバが中国産のコーヒーを
販売しているということ。
しかも、数年前からのことらしい。
ベトナムはコーヒー栽培が非常に盛んであるが、隣接する
中国の雲南省でもコーヒー栽培に力を入れている。
そこにスタバがコーヒーの仕入や加工を行う合弁企業を設立
しているというのだ。

ベトナムでは、ロブスタ種のコーヒー豆生産と輸出が世界一。
大手企業と組み大規模生産を行う中国に対して、個人農家の
生産が大半のベトナムがどうやって勝負するのか?

米もタイを抜いて輸出世界一になったというニュースがあったが、
国として、製造業だけでなく、農業にももっと力を入れるべき
だと思うな。

2013年2月21日木曜日

ハノイのテト(3)

テト中は店がほとんど閉まって、食べるものもなくて困ると
聞いていた。
実際、ほとんどの店が閉まっていたが、正月から営業して
いる店も思った以上にあった。
BigCという大型スーパーはいつから営業したか分からないが、
旧暦の1月3日には通常営業していた。
スーパー部分は通常営業で、テナントの飲食店は休みの
ところもあったけど。
日本のように初売りで混雑するかと思ったら、それほど買物客
はいなくてひっそり営業している感じだった。


テト中に会社のスタッフが自宅に遊びに来てくれた。
テト中は親族や友人の家を入ったり来たりする。

そして、自分の子供3人にお年玉をくれた。
5万ドン札が赤色で縁起がよく、またちょうど良い金額なので
子供へのお年玉によく使われるようだ。


自分は知らなかったのだが、忘れてはいけないのは年末の
新札への両替。
テト中には子供へ、時には大人同士もお年玉の交換をする。
その際に、新札が必要なのだ!

久しぶりにのんびりと家で過ごすのは悪くなかった。
来年はどうしようかな?

2013年2月18日月曜日

ハノイのテト(2)

テト中のことを書く前に、テト前について。

テト前は、日本の師走と似た感じ。
会社ではあいさつ回りをしたり、家では大掃除をしたり、
テトに必要なものの買出しをしたり。

非常にあわただしく、街中も非常に混雑する。
とくにテトの2~3日前はタクシーをつかまえようにも、ほとんど
乗車中で、タクシー会社に電話をしても、なかなか来なかった。

テト前の買い物としては、「かご盛り」と「お祝いの花」。
かご盛りにはお菓子やワインなどが詰め込まれるが、お歳暮
のような感じで、お世話になった人や企業に渡す。
お祝いの花は、桃の花とキンカン。
路上のいたるところに、桃やキンカンの木が並び、即席の
売店となっている。
花市場としてはTay湖の東側のAu Co通りが非常に有名。
そんなに大きいもの買わなくても、という大きなものをバイクで
危なっかしく運んでいる。

キンカンを運ぶバイク
テト前は活気があるけど、みんな急いでいて殺気立っていたり
するからあまり好きではないな。



ハノイのテト(1)

今年は旧正月のテトで1週間休みとなり、すっかり更新も
ご無沙汰してしまった。

ベトナムでは、旧暦の12月31日から1月3日までの4日間が
休日となる。
今年は、12月31日と1月1日が土日であったので、振替
休日が水曜と木曜となった。
さらに、金曜日はほとんどの公的機関が次の土曜日を
出勤とする代わりの振替休日として、9連休となったのだ。
来年からは新労働法によってテトの休日は5日間となる
ので、毎年最低でも7日間、曜日の並び次第で9日間と
なるはず。

テト中は、ベトナム人は実家に帰って家族と過ごすのが
一般的。
日本人は、お店も閉まるので、日本に帰るか、どこかへ
旅行へ行く。
自分は、家族も多くて旅行には交通費がかかるのと、
混む時期に移動するのが好きではないので、ハノイに
ずっといた。
ハノイではそれほどやることもなく、「食っては寝て」の
1週間であった。

逆に、ハノイのテトを見ることもできたので、その様子を
次から書いていきたいと思う。

2013年2月4日月曜日

アジア各国の比較(2.電力・インフラコスト)

JETROセミナーの続き。

電気料金を比較すると、バンコク、ハノイ、ホーチミン、ジャカルタ
がそれぞれ0.14ドル/kwh、0.1ドル/kwh、0.1ドル/kwh、0.08ドル/kwh
となっている。
それほど大きな差はないと言えるかもしれない。

ハノイに進出するときに困るのが、住宅コスト(駐在員用住宅)。
バンコク、ハノイ、ホーチミン、ジャカルタの月額がそれぞれ、
2,134ドル、2,800ドル、2,650ドル、2,100ドル。
東南アジアでシンガポールに次ぐ高いコストなのだ!!!

シンガポールが4,807ドル、上海でも2,692ドル。
賃金水準などから考えても暮らしにくい国といえる。
もちろん、現地の住宅コストはずっと安いが、それでもハノイは
家賃や物価が相対的に高いと感じる。

駐在員向けで家族でハノイに住むとなると、日本人向けのサービス
アパートはセドナ、ジャナ、フレーザーなど選択肢が非常に少ない。
その中でも、敷地内に公園があることなどからセドナの人気が高い
が、部屋の広さによっては3000ドルを超える。
これでは現地法人の採算も厳しいだろう。
実際には、日本人向けのサービスアパートでなくても十分に暮らす
ことができる環境であって、そうすれば1000ドル程度である。
こうした意識を変えなければ、現地の企業としては生きていけない。

おまけ。
税関連コストおよび手続の負担という調査を世界銀行がしている
らしい。
それでみると、ベトナムの税負担率はインドネシアやタイとほぼ
同じ程度。
しかし、納税手続時間(年間)が圧倒的に長い!
タイ264時間、インドネシア259時間に対して、ベトナムは872時間。
進出する際は、こうしたリスクも考慮しないといけない。
中国はというと、税負担率がアジアで圧倒的に高くなっている。

2013年2月2日土曜日

アジア各国の比較(1.賃金事情)

1月25日に開催されたJETROのセミナーに出席した。
内容は、アジア各国のビジネス環境や日系企業の動向について。
中国進出日系企業の動向も発表された。
最近は日本と中国の関係悪化の影響もあって、アジアの中で
どこに投資すべきか、中国から周辺国への製造拠点の移転が
あるのかどうか、など参加者の関心が高かったようだ。

今日は賃金(給与)について。
年間実負担額(基本給、諸手当、社会保障、残業、賞与など)で
見るとベトナムはまだまだ低い。
製造業と非製造業、作業員とエンジニアとマネージャーという職種別
に集計されている
製造業の作業員で見ると下記の通り。

ベトナム2,602ドル、インドネシア4,551ドル、中国6,734ドル、タイ6,704ドル

製造業のマネージャーでは。
ベトナム12,245ドル、インドネシア18,147ドル、中国19,761ドル、タイ27,204ドル


ベトナムでは作業員とマネージャーの賃金倍率が非常に高い。
まだまだ管理クラスの人材が少なくて、一部の人材を奪い合うような
かたちになっているためだろう。
タイの方が中国よりかなり高くなっていることも同様の理由かも。

ベースアップ率についてみると、2011→2012年度、2012→2013年度
いずれについても前年比アップ率のトップはベトナム。
中国、タイ、インドネシアなどと比べてもかなり高い。

2011→2012年度
ベトナム19.7%、インドネシア14.7%、中国11.0%、タイ10.9%
2012→2013年度

ベトナム17.5%、インドネシア17.0%、中国9.4%、タイ6.5%


まだまだ賃金コストは低いが、急速に上昇してきているから、賃金の
安さだけを目的として進出する企業は早々に行き詰まるだろう。